2002 FIFA World Cup 開幕

  

5月31日(金) フランス vs セネガル (韓国・ソウル/19時30分 KICK OFF)




【観戦記:フランスvsセネガル】


 

 6月1日(土) アイルランド(1-1)カメルーンウルグアイ(1-2)デンマークドイツ(8-0)サウジアラビア

 ソウル市内の焼肉屋で、1人でカルビを食っていたのだが、TVでは新潟でのカメルーンvsアイルランドが生中継されていた。いま現在日本で行われている試合を見ながら韓国でカルビを食っている自分が、少し不思議。

 

 6月2日(日) アルゼンチン(1-0)ナイジェリアパラグアイ(2-2)南アフリカイングランド(1-1)スウエーデンスペイン(3-1)スベロニア

 いよいよデビッド・ベッカム(イングランド代表)登場。6週間前に左足甲を骨折しながらも奇跡の復活。格好良さも相まって、ここから約3週間、日本代表人気にも劣らぬ“ベッカム様フィーバー”が起こるのである(^_^;)。会社の某君も「ベッカム・ヘアー」にトライしたが、一部で「デーモン小暮か?」と言われたとかで、肩を落とすことに・・・。対するスウエーデンは、8年前のUSA大会で見たチームなので(相手はプルガリア)、陰ながら応援している。

 

 6月3日(月) クロアチア(0-1)メキシコブラジル(2-1)トルコイタリア(2-0)エクアドル

 思えば、この日、と言うか、前夜から、苦闘のインターネット(海外居住者向けサイト)でのチケット取りが始まったのであった。以後毎日、夜は2時半頃まで、朝は5時位から出社するまでパソコンに向かう日々・・・。 で、この日の朝は、幸運にも6日のカメルーンvsサウジアラビアのチケットをGet!。しかし、今後、この他に、この苦労が報われることはないのであった(泣)

 

 6月4日(火) 中国(0-2)コスタリカ日本(2-2)ベルギー韓国(2-0)ポーランド

 いよいよ、日本代表初陣。しかし、悲しいかな、仕事でTVも観れない。試合開始の時刻に近付いた頃に社内を歩いていると、スレ違う顔なじみは「アレ、こんな時間にいていいの?」とニヤリと笑うのである。試合が始まった頃には、会社に残っている人が、いつもより少ない(気がする)。そして、外出から戻った上司が私に向かって一言。「こんな日に、みんな帰っているのに、●●(=私)が残っているなんてなぁ」(ニヤリ)・・・そりゃ、アタシだってチケットがありゃ、なんだかんだと理屈をつけて観にいっちゃうけどさぁ〜。

 家に帰って、TVのダイジェスト。結果は2-2の引き分けで、日本のW杯初勝利が、観戦予定のロシア戦に持ち越されたことで、ホッとする。結構、せこい性格なのである。だって、初勝利は眼前で観たいじゃないの!

 共催国である韓国は、この日、一足早くW杯初勝利。

 

 6月5日(水) ロシア(2-0)チュニジアアメリカ(3-2)ポルトガルドイツ(1-1)アイルランド

 あ〜、期待のポルドガルが負けちゃったよ〜。開幕戦のフランスに続く優勝候補の番狂わせの敗戦。

 

 

6月5日(水) ロシア vs チュニジア (神戸ウイングスタジアム/15時30分 KICK OFF)




【観戦記:ロシアvsチュニジア】


 

  

 6月6日(木) デンマーク(1-1)セネガルカメルーン(1-0)サウジアラビアフランス(0-0)ウルグアイ

 優勝候補フランス、未だ勝ち点なし。ジネディーヌ・ジタンは今回も欠場。 

 

 

6月6日(木) カメルーン vs サウジアラビア (埼玉スタジアム2002/18時 KICK OFF)




【観戦記:カメルーンvsサウジ】


 

 

 6月7日(金) スウエーデン(2-1)ナイジェリアスペイン(3-1)パラグアイアルゼンチン(0-1)イングランド

 私自身は日本vsロシアのチケットをすでに手にしていたのだが、さらに日本vsロシアのチケットを入手すべく、毎夜毎朝に相変わらずパソコンを覗いていた。遂に、と言うか、やっとこの日の午前1時前に、海外向けの販売サイトに登場。その瞬間から、ひたすらクリック、クリック、クリック! 座席まで決定し、最後の情報(住所や支払い方法など)を送り込むところまでは何度か辿り着くのだが、その最後のところがクリアできない。アクセス数が多くて、サーバーがダウンするからだ。そのうち気が付くと朝の7時。8時には会社に向かわなきゃなぁ、と思いつつ、ハッと気付くと10時過ぎ。うかつにも寝てしまっただぁ! 慌てて、会社へGOぉぉぉ〜〜!!!

 昼になると、今度は日本サッカー協会扱いの日本vsロシアのチケットが、「チケットぴあ」で申し込み受付開始となる。さすがに会社から電話の“乱れ討ち”をするのは気が引けるため、12時になる前に近くの駅の公衆電話を探す。・・探す。・・探す・・・って、電話、全部塞がっているじゃん!! 探せども、探せども電話が空いてない。しかも、その激しい指裁きから、「チケットぴあ」に闘いを挑んでいることが容易に分かる。うう、「チケットぴあ」に辿り着く前に、電話にすら辿り着けないとは・・(泣)。完敗だぁ。因みに、この日の夕刊によると、全国から200万件の電話が殺到し、携帯電話などに一時的な通信障害が起きたとか(^_^;)

 仕事を早めに終えて、今大会、ファースト・ラウンド屈指の好カード、アルゼンチンvsイングランドをTV観戦。“大人に成長した”ベッカムが、4年前の悪夢(決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦で、報復行為を働いたベッカムが退場。PK戦でイングランドはアルゼンチンに敗退し、「10人の勇者と1人の愚か者」と酷評された)を振払うゴール(PK)に、じ〜ん・・とくるものがある。イングランドはその後、アルゼンチンの猛攻を凌ぎ、必死に逃げ切る・・が、朝の疲れからか、私は最後の10分は寝てしまっていたのであった(泣)

 スペインが決勝トーナメント進出決定1番乗り。

 

 6月8日(土) 南アフリカ(1-0)スベロニアイタリア(1-2)クロアチアブラジル(4-0)中国

 朝のスポーツ紙を見て、前日に新日本プロレスの日本武道館大会があったことに気が付いた。おお、この私がプロレスのビッグマッチを忘れていたなんて! これは前例の無い、“大・大・大事件”だよ、私にとっては(^_^;)。ついに、頭の中はW杯に占領されてしまったようだ。

 おお、イタリアよ、お前もか・・・の敗戦。また強豪が敗れる。ブラジルは決勝トーナメント進出決定。

 

 6月9日(日) メキシコ(2-1)エクアドルコスタリカ(1-1)トルコ日本(1-0)ロシア

 日本W杯初勝利!

  

 

6月9日(日) 日本 vs ロシア (横浜国際総合競技場/20時30分 KICK OFF)


日本、W杯歴史的初勝利

【観戦記:日本vsロシア】


 

 

 6月10日(月) 韓国(1-1)アメリカベルギー(1-1)チュニジアポルトガル(4-0)ポーランド

 仕事で神保町界隈を歩いていたら、な、なんと、神戸のスタジアムでは雄叫びをあげまくり、前日の日本戦では、私の前の席で“沈黙の仁王立ち”をしていたロシアのサポーターとバッタリ!カバンの中の速報号と焼いたばかりの写真を上げようかと思ったが、深刻に店探しをしていたようなのでので、思わず逃げました。だって、英語ならまだしも、ロシア語で店を聞かれたら泥沼にハマりそうだからねぇ(^_^;)。あんまり格好悪いことはしたくない。ベルギー戦は頑張ってね。

 韓国は、4ヶ月前の出来ごと、冬季オリンピック・ソルトレークシティー(USA)大会でのスケート・ショートトラックで、金メダルをアメリカに“取られた”(韓国選手が優勝したと思われたが、2位で滑り込んだUSA選手の進路を妨害したと判定され失格。USA選手が金メダルを獲得した)ことに、相当根に持っているらしく、得点した直後のパフォーマンスに“進路妨害シーン”をピッチの上で披露していたが、正直言って、見苦しい。パフォーマンスそのものとしても落第点ものである(笑)が、何より、アメリカ国内では全然人気のないサッカーでそんなパフォーマンスしたところで、アメリカ人に、この皮肉が届くわけない。今大会のUSAチームの活躍を尋ねられたゴルフのタイガー・ウッズは「アメリカ人にサッカーを聞くもんじゃない」と言ったとか(笑)。屈辱は、本人が返して行くしか、意味はないと思うのだが。今大会に素晴らしいお手本がいるじゃない、デビッド・ベッカムっていうお手本がさ。もっとも、彼の場合は、自分で汚点を作ったんだけどさ(^_^;)

 前日の日本vsロシア戦、私がTVに映っていたという人がいたのだが、果たしてどこに?  私にしかわからないであろう場面で映っていたのは確認した(先発メンバー紹介・宮本の直後)のだけれども、はて?

 

 6月11日(火) フランス(0-2)デンマークウルグアイ(3-3)セネガルドイツ(2-0)カメルーンアイルランド(3-0)サウジアラビア

 9日の日本vsロシアのTV視聴率が発表。日曜日の夜という好条件もあり、スポーツ中継歴代2位、サッカー中継歴代1位の66.1%をマーク。瞬間最高視聴率は試合終了直後で81.9%。いやはや、凄いや。 

 デンマーク、セネガル、ドイツ、アイルランドが決勝トーナメント進出決定。前回優勝国で、今回の優勝候補フランスは敗退。優勝経験国のウルグアイも同じく敗退。セネガルは、初出場で16強入りの快挙。

 

 6月12日(水) イングランド(0-0)ナイジェリアアルゼンチン(1-1)スウエーデンスペイン(3-2)南アフリカパラグアイ(3-1)スベロニア

 W杯関係の雑誌をとにかく買いまくっているのだが、週刊誌は週2回に、隔週誌は毎週発行とシフトしており、しかもそれぞれ発売日がバラバラで、何を買ったか買っていないのか、わからなくなってる。とにかく、たくさん買ったよ(笑)

 イングランド、ナイジェリア、パラグアイの決勝トーナメント進出決定。フランスと並ぶ優勝候補のアルゼンチンは敗退。

 

 6月13日(木) ブラジル(5-2)コスタリカトルコ(3-0)中国イタリア(1-1)メキシコクロアチア(0-1)エクアドル 

 トルコ、イタリア、メキシコの決勝トーナメント進出決定。14日の結果で、日本が1位通過なら決勝トーナメント1回戦の相手はトルコ、2位通過ならブラジルとなる。イタリアは薄氷の進出決定。

 

 6月14日(金) 日本(2-0)チュニジアベルギー(3-2)ロシア韓国(1-0)ポルトガルアメリカ(1-3)ポーランド

 今朝の朝日新聞に「青Tシャツに商魂込めて」なる記事が掲載されていた。原宿の某店の話である。「ロシア戦で学んだことは、今、Tシャツは青ければ売れる、ということ」「最後は青ければ何でもいいと、『もやし』と書かれたTシャツまで売れました」・・・青ければ・・・冗談抜きで、(自分の周りの)世の中は、「そんな感じ」である(笑)。とにかく「ニッポン、ニッポン」なのである。

 今日、日本が1点差負けまでなら、サッカーに関わる人の悲願である決勝トーナメント参戦決定。勝利なら、夢のグループリーグ1位通過だ。しかし、問題なのは、試合開始が午後3時半であることか。仕事に余裕のある人ならば『外出』だ。得意先、××屋、果ては自×にまで『外出』だ(笑)。私は、う〜ん・・3時にはお客さんが会社に来るし・・。ダメだねぇ。はぁ・・・
(;_;)。しかし、お客さん、直前で会社に来るのを止めました。さては・・・(^_^;)

  社内をうろついていると、またもや「あれ〜、こんなところにいて、いいのぉ〜」と言われる。そこですかさず「いや〜、今日のチケット持っているんですけど、仕事で・・・」と切り返すと、相手の人、ギョッとして、「何で言ってくれないのぉぉぉお!」とエサに喰いつく。「いや・・、ロシアvsベルギー戦のチケットがぁ〜」。「・・・いるか、そんなものおお!」(大笑) ・・・いやいや、買ったチケットを無駄にしたくない性格の私としては、結構、チケット様に申し訳なく思っているのは本当なんだけど
(^_^;)。あの意気消沈したロシアン・サポーターたちも気になるしね(^_^)

 結局、お菓子を買いに行った会社の生協の入り口に、音の消されたTVがあって、終了まぎわの2分間、偶然のTV観戦。試合終了とともに小さな歓声があがり拍手が起きる。(私はしなかったけど。) ここにいる人たち(20人ぐらい)は、視聴率には反映されない音の出ないTVを見て、小さな幸せを享受したものと思われる。今日は日本全国こんなカンジなんだろうな。この昼間の試合に限って言えば、視聴率なんて意味あるのかな?

 今日の結果で、日本、ベルギー、韓国、アメリカの決勝トーナメント進出決定。16強が出揃う。優勝候補に名を連ねていたポルドガルは敗退。

 

2002/5/31 東京→ソウル/南大門/W杯「フランスvsセネガル」
6/1   景福宮/仁寺洞/『NANTA』公演
6/2 ソウル→東京
6/5 東京→神戸/W杯「ロシアvsチュニジア」→東京
6/6 埼玉/W杯「カメルーンvsサウジアラビア」
6/9 横浜/W杯「日本vsロシア」